FACTORY
メーカーである以上、そのこだわりがもっとも表れているのが製造工程だろう。これはボルベットといえども例外ではない。その巨大な工場の中は、製造工程のほとんどがオートメーション化されている。これは均質に大量生産するためのものだが、工場で働く人の危険を極少にし、安全に働いて欲しいという配慮も含まれている。システマティックにアルミホイールが製造されていく様子は圧巻だ。素材のアルミニウムの選択から始まり、鋳造、X線検査、特殊な機械によるサイズチェックなど、初期段階から徹底した品質管理を行う。続いて熱処理で強度を高め、様々な角度からバランスを調整し、オーブン処理・シルバー塗装・クリアコートの耐久性に優れた3層構造の高品質塗装、などモノづくりへのこだわりは枚挙に暇がない。しかし、完全なオートメーションに頼りきりではなく、重要な部分は1本1本人の手によって作業が行われる。これは、人間の持つ感覚やエモーショナルな部分を重要視する、ボルベットらしいこだわりだと言える。これらのこだわりやメーカーとしての哲学・思想など、全てのことが絶妙に重なりあって製品に表れていることが、自動車メーカーやアフターマーケットで受け入れられている理由のひとつである。

